企画タイトル
「キャンプ」ーまちに還すコミュニケーションー
企画概要
「キャンプ」とは、2004年の秋にスタートしてから毎年(近年は月に1回程度)行われている加藤文俊研究会のプロジェクトで、行政や地域住民と学生がまさに“協働”することで成立しています。具体的には、学生がじぶんの足でまちを歩き、記録し、まちの人びとへの取材を行うことを通して、じぶんの五感で感じたモノ・コトをわかりやすい形の成果物にまとめる2泊3日のプログラムです。わかりやすい成果物を作成するのは、学生が見たり感じたりしたことを持ち帰るだけではなく、その学びの成果を少しでもまちの人びとの話のタネになるような、わかりやすいモノとしてまちに残すことで、「まちに還す」ことを目指すためです。
今回は、2017年の秋に茨城県の那珂湊でこの「キャンプ」を実施する予定です。キャンパスの外に飛び出して、全身で感じて、考えて、表現する。場づくりの実践を通して、「グッド・プレイス(居心地の良い場)」とは何か、という本質的な問いについて考える新たな学習環境のデザインとして本企画は位置付けらます。
主催
日立市那珂湊、加藤文俊研究会
会場
那珂湊駅
日程
2017年春
内容
2017年の6月に茨城県の那珂湊で「キャンプ」を行います。事前に調整した地域住民の人びとに対して取材を行い、その成果物としてポスターを作成すること、また滞在期間でのまち歩きを通してそのまちのかわら版を作成すること、その全体の活動記録としてムービーを作成することが主な内容です。2泊3日という期間の中で、常に変化し続ける「現場」に身を置き、時にはその流れに身を任せながら、<その時・その場>の臨機応変な対応を通して、即興的な「場」をつくる。このような学習環境をデザインすることで、学生が体験的に学びながら協力してくださるまちにその学びを少しでも還すことのできるような企画を実現させていきたいと思います。
※今年の11月に実施した青森県深浦町でのキャンプ
http://camp.yaboten.net/entry/fukap2
http://camp.yaboten.net/entry/2016/11/14/000000
対象
茨城県那珂湊の住民、慶應義塾大学SFC 加藤文俊研究会メンバー
担当者
橋本彩香、和田悠佑