小諸留学1/2
目的
慶應義塾大学には世界各国からの留学生が集っています。多くは東京での勉学に勤しみ、日本国内と言えば典型的な観光地を訪れるだけです。しかし留学生の中には、都市部以外の日本各地への訪問やその地で生活する人々との交流を希望するものは少なくありません。そこで本企画では、小諸市のみなさんと慶應の留学生が多面的に交流することを目的とし、そのための機会の設置を考案するものです。
概要
詳細は小諸市との相談によって決めていきたいと考えますが、以下現時点で想定している活動を列挙させていただきます。
①小諸市の歴史文化、および自然を探索する。
②地元素材による地元料理、小諸の食文化を体験する。
③小諸市の子供たちとの交流。留学生による母国の紹介。
④小諸市で取り組まれている諸々の文化事業への参加。
⑤留学生は、小諸での見聞、体験をtwitter, facebook, instagram, などのSNSを通じて、小諸市の魅力として英語および母国語で発信してもらう。
具体案
春夏秋冬にあわせて、年数回ほどの小諸ツアーを実施したい。可能ならば、小諸市からの協力として、現地ガイドの手配をお願いしたく思います。ツアーには、日本語が拙い留学生と小諸市をつなぐ役目として岡原ゼミのメンバーが同行します。すでにゼミメンバーでもある企画者の王君(留学生)を通じて、数人の留学生には声かけをしており、積極的な参加が期待されています。中・韓・英・仏・独・伊の留学生
参加予定数としては、実施時期や交流イベントに応じて変わりますが、留学生5名から10名が適正かと考えます。留学生2〜3名に日本人学生1名が世話役で同行できると思います。
小諸留学3
企画再考中 近々に新たな小諸留学企画へ
①企画タイトル
小諸を舞台にした未来の入試想像プログラム
②企画者連絡先
石井大智
総合政策学部2年
③企画概要
留学生と日本人学生が地域を舞台にして新たな入試制度を考えるプログラム。具体的には新たな実践的外国人向け入試制度を想定し、受験生に地域で1泊2日のフィールドワークをしてもらい、その成果に応じて合否を出す入試の実施を仮定する。そこで留学生と日本人学生が地域の人とふれあいながら、この未来の入試の入試要項を考える。そしてその入試要項を「作品」として提出する。
したがって、参加者は将来の受験者にどのように地域の人と接触してもらうか考え、さらにその受験者にどのようなアウトプットを出してもらうかも考える。それに対してどのように評価を与えるかまで考える。例えばデザイナー志望のSFC受験生を想定するのであれば、参加者はその一つの案として受験生に地域でポスターづくりを課すことを提案するかもしれない。そして参加者はそれをどのような手順で行わせ、その評価基準(地域との協働力、フィールドワーク力、描写力等)も定めなければならない。そして参加者はその一連の要項を作品として提出することとなる。
このプログラムの特徴は地域と大学について同時に深く考えられることである。入試を考えることは大学にどういう人が来てほしいか考えることであり、大学の未来を考えることである。地域というプラクティカルな場にはこれからの人材が必要となる能力を活かす空間が多くあり、新たな入試を考えるいい場所になり得るだろう。その入試のフィールドを地域とすることで、今後求められる地域と大学の関わりを考えることもできる。さらにそこに留学生を入れることで、ローカルとグローバル、さらに大学の関係性について深く思考できる機会をつくることができるだろう。大学から飛び出し、地域を経由して、グローバルな世界を入試というシステムを通して考えるのがこのプログラムである。